アレクサンダーコースのご案内

更新日:10月30日

お問い合わせの時に必ずご案内する内容があり、

「お互いに」ちょっと楽をしようと、

近々ホームページに書き足すのですが、

先にこちらでご案内です。

予約をされる前に目を通していただくと幸いです。



アレクサンダーテクニックに対して、

魔法使い的「幻想」を抱かれている方に遭遇した経験から、

申込の段階でアレクサンダーのレッスンの

目的の明確化をお願いしています。

「なんとなく」や「概論」は

私ではない先生から習った方がいいからです。


私は比較的「変わり者」です。

私がリハビリの免許を持っていながら、

わざわざ国外でライセンスを取ってきたのは、

それなりの理由があり、原文の英語で

アレクサンダーお爺さんの言葉を知りたかったからです。


通訳・翻訳あるある、もしくは、セラピストあるあるなのですが、

言語を跨いだり、世代を跨ぐ(創設者から弟子に世代が変わる)ときに、

祖語であったり、拡張されたり、

彎曲されたり、美化されたり、

何かしらの変化が生まれます。

私は、日本語のアレクサンダーではそれが気になっています。

世代を跨ぐことはメリットもありますが、

よっぽど優秀な後継者に巡り合わない限り、

創設者より弟子世代は劣化します。

もちろん代々優秀で多数の弟子がいれば、

進歩発展していきます。

科学や医学が分かりやすい例で、日進月歩しています。

医師のように志が高く、頭脳明晰な人の集団では、

それぞれの医師が研鑽を積み、

細分化がすすみ、各分野で専門性が高まります。

心臓の専門家が皮膚科を名乗らないように、

「医者で、○○が専門なんです」と名乗ります。

逆を返せば、

「医師免許は持ってるけど、○○以外はさほど詳しくないよ」となります。

海外では、GPという、家庭医?総合医という、

「専門家に手渡す前の専門」の医師がいます。

コールセンターでいえば、「一次対応」のようなものです。

「お電話のご用件は何ですか?」と確認し、

担当分野に電話を引き継ぎます。

総合医は総合医なので、手術が上手いわけでも、

個別の病気にとても詳しいわけでもありません。

色んな事を幅広く知っており、何を知りたいのか効率的に聞き出し、

いろんな専門家と連携がとれる、

これが彼らの専門性です。


さて、翻って、アレクサンダーの話です。

正直に申し上げて、

歴代後継者に恵まれているとは言いにくいというのが、

医療界にいる私の見解です。

数学屋、物理屋、化学屋、生物屋には引けを取るものの、

医師を志し、学生時代には鬼のような暗記をして、

国家資格を取ってからは、

指導医に八つ裂きにされる覚悟で

「修行(苦行)」のような研修医時代を乗り越え、

アップデートしつづけ、研究・学会で揉まれ、

元々勤勉で優秀な彼らが腕と頭脳を磨いています。

(すべての医者が優秀ではありません。そこは理解しています。)

アレクサンダー業界がこれに追いつけるのか、

その点でいえば、私は明確に「NO」と言います。

そもそも、臨床実習期間が短かすぎます。

卒後の教育プログラムも、、、ないです。

研究、、、、(医療界のような)学会がないので

正直よく分かりません。

症例検討はあっても、

統計処理されるような内容はごくごく稀です。

報告・発表される本数自体が違います。

メタ解析など、遠い遠い未来の話です。

オープンには言いにくいですが、

これが私の私見・理解です。



私は、専門医タイプです。

私は、基本的には音楽家さんとダンサーさん、

リハビリ経験してきて、さらに上乗せしたい方向けの、

アレクサンダー教師です。

お問い合わせいただいた時に、

私の専門でない分野のご希望があれば、

私でない先生をお探しするよう提案します。

単純に私の専門ではないからです。



音楽、ダンスにこだわりがない場合には、

アレクサンダー教師の養成をしている校長先生、

「シニア」の先生へご案内をしています。

彼らは「総合医」的立場として、

一般素人を教師まで引き上げる「教育機関」を

国際的アレクサンダー協会の承認のもと「責任を持ち」運用しており、

教師を輩出している経験をお持ちだからです。

また、教育者という立場上、

卒後の生徒たちのフォローもしており、

多彩なコネクションをお持ちです。

総合医としてとても頼りになるのです。

また彼らの方が日本語文献にも詳しく、

どんな本でどんな内容が書いてあるか把握していらっしゃるので、

基本的にはその内容に寄り添いながら、

様々に提案、紹介してくれます。

これが他の先生をご案内する理由です。


他にも、他の先生をご案内することがあります。

分かりやすい例を挙げてみます。

私は日本語文献を数冊しか読んでいませんので、

日本語の本に書いてある内容にとても疎いです。

指定の本に書いてあることを体験したければ、

その著者のレッスンを受けるのが「ベスト&マスト」です。

多少遠方でも、お値段が張っても、

その先生のレッスンを受けてください。

「ベスト(一番いい)」&「マスト(必須)」だからです。

他の先生で変えは利きません。

特に、先生が高齢の場合には先送りしないでください。

お元気で引退される前に会えなければ一生会えません。

「医療界あるある」ですが、

有名な先生はお年を召してもお忙しいのですが、

病気やアクシデントがあると一発で第一線を退かざるを得ません。

そうしてからでは、遅いのです。



こういう事情から、

目的の明確化を皆様にお願いしています。

ご自身の目的にあっている先生に

いいタイミングでご縁がありますように。

以上です。

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