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アレクサンダーテクニックを使うとなぜ「楽」になるのか?

更新日:2022年2月19日


アレクサンダーテクニックの殺し文句は、「effort less」「努力要らず→楽になる」です。

じゃあ、どうしてそうなるのでしょうか?

アレクサンダー教師に聞いてみたことがありますか?

そうすると彼らは、

「プライマリ-コントロールが、、、、」と話し始めます。

「はぁ??」とリハビリ・医療スタッフは思います。

そんなこと聞いているんじゃないよ、

そのプリンシプル(基本原理)を

他者でも分かるように説明してみてと言っているんだよと、

リハビリスタッフはあきれます。

医師とは仕事を組めません苦笑。

組んでくれる医者はある意味、問題児でしょう。

専門がある先生たちは絶対に組めません。

エンジニアたちとは逆立ちしても無理でしょう。

プライマリ-コントロールとはなんぞや、、、

そこを考えるのが解剖学や学問に落とし込むことです。

それがエンジニアたちの知りたい答えで、

本当は皆さんが望んでいる答えだと思います。

アレクサンダーお爺さんの、

プライベートで超「個人的」「主観的」「素人」アイディアなのではない、

万人に、そしてみんなにオーダーメイドできる、

足し算&引き算ができる

基本アイディアが欲しいということだと思います。



実は国内アレクサンダー教師組にはあまり知られていませんが、

カナダのトロントにダンサー兼振付家のネヘミアさんという

ミツヴァテクニックの創始者がいます。

アレクサンダーテクニックの限界を指摘し、

ご自身の「ミツヴァテクニック」を生み出し、

アレクサンダー協会におかしい部分を指摘していたようです。

ちなみにミツヴァテクニックは

コンテンポラリーダンサーに愛さる傾向があります。


さて、彼もアレクサンダー教師なので、

「楽になる」というキラーワードを別の視点から使います。

つまり、

楽になるという結果は、

いくつかの要素から成り立っている可能性があるのです。

アレクサンダーさんの

プライマリ-コントロールという思想(幻想?)は、

その一部でしかないのです。

前回の記事で紹介した常識を疑う力を持っていくと、

その一部、力学的バランスに答えを見出せます。

それはあくまでも一側面ですが、

なるべくティッシュの箱を一直線に垂直に積むことがお勧めです。

そうすれば、支える力がミニマムにできます。

だって、安定しているんですもの、

(この説明も突っ込まれそうで怖いですが、、)。

つまり、姿勢が悪いとか、

身体の使い方が悪いとは、

無駄に力まないといけない力学的ポジションをとっていると

理解できると思います。

具体的にバレエの上下に引き延ばされた姿勢は確かに力学的に有利です。

ただ、あの姿勢を保てる筋力・柔軟性があれば、という

条件が付くので、万人にそのまま適応させられません。

だからと言って、それが嘘ではないはずです。


つまり、楽と感じる要素の一部は、

確かに、努力要らずと定義できそうなのです。

ただ、本当に、それだけか、それが次の課題です。

またそれは、次の機会に。











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