カンがいい人と悪い人
カンがいい人と悪い人がいます。
先日作曲家の集まりがあり、
一人の作曲家と雑談していて、
本番と練習は別物になるんだよね、
カンがいい人がメインになるように、
当て書き(その人の能力が引き立ち、
曲としても素晴らしくなるようにする)するんだ、
という話になりました。
当て書きという発想が音楽にもあるのだと
面白く思っていたら、
そうしないと作曲家として、
いい作品ができないと次の依頼が来ないし、
お客様魔もいい作品が聴きたいでしょと。
なかなか厳しいお仕事としての一面も
教えていただきました。
さてこれで、
カンのいい人がどれだけ多くの
チャンスに恵まれるかということが、
分かったと思います。
自分のために一曲書いてもらえて、
トリオなり室内楽なり、
みんなはその人の引き立て役です。
どんなところで見分けますか?
と続いて質問してみました。
カンのいい人は、
一言いえば、かなりの変化率を見せ、
それじゃないんだよ、っていえば、
じゃあこれかな??っと
次々にアイディアを出してくれます。
非常にアクティブでオープンです。
自ら参加していく意思があります。
逆は全く逆です。
指示待ちをしていて、考えてません。
考え方も、自分の考えに固執します。
ちなみに正確には自分の考えではなく、
誰かに教えられた考えだそうです。
自身の意見というほど
実績も日々の意識もないからだと、
非常に手厳しい指摘が続きます。
せっかく、誰かと共同作業していても、
意見を言わず、態度にも見せず、
全く同じまま、お地蔵さんの様です。
共同作業になりません。
「身体性の先をみる」という音楽プログラムでしたので、
身体能力の話を私から切り出してみました。
しかし、彼女のコメントはすばらしく、
『身体能力としてどれくらい良くても、
カンが悪いとどうしようもない。』
「なるほど」と思う一言でした。
バレエでも音楽でも
変わる気がない、
向上心が乏しいというか、
想像力が乏しいというか、
人間観察していないんだなーというか、
表現するための、
自分自身がいろんな意味で無い。
漫然としている人が。
『そして、変わろうとしているものは、
自然と身体能力もついてくるものだ』と
彼女は続けていいました。
全くその通りです。
子供でも大人でも本当に変わりたいと思えるのか、
そこを見極めて、引き上げていける、
整体師、トレーナーでありたいと
おもいました。
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