ダンサーあるある「足裏のタコ」について
タコのある人に比較的よく会います。
タコのある人は、
基本的には、「痛くないからほっておく」、
「皮膚科にいけばいい」、
「削ればいい」、
という対処療法のアイディアを持っています。
それはそれであっています。
リハビリとしてのジャッジは、次のレベルです。
そもそも、
足裏にタコができる原因はどういうことか?です。
タコができないダンサーも多数存在する以上、
タコができているダンサーは
何らかの「特徴」を持ち合わせていると判断します。
皮膚が硬くなるだけの理由があるはずです。
しかも、それは足裏全体ではなく、
「スポット的に」です。
体重・荷重がそこに集中している可能性が高いのです。
絶対ではありませんが、、、苦笑。
ですので、パフォーマンスに支障をきたしていなければ、
基本的にはそのままに、本人の希望に合わせます。
しかし、子供の場合には別です。
基本的にタコが存在するということは、
足裏を使いこなせていない、
すべての機能を使用できていないと判断するのです。
発達し、練習量が増えていく子供たちには、
選択肢を広げておくことが私の経験上、必要です。
プロを目指し、日長い時間踊り続け、
いろんな選択肢が選べるように、
持ち合わせているすべての筋肉をより
効率的に多様性を表現できるように仕上げたいのです。
というわけで、タコがある、外反母趾傾向の子供さん、
子供さんをもつご両親や先生方へ、
タコをみつけたら、
それはまだ彼らの可能性がある、
今は使いこなせていないサインだと思い、
足裏や体の使い方を見直してあげてください。
きっと、先生方の学びにもなると思います。
