ダンサーの外反母趾事情
外反母趾は仕方ないと思っているプロがたくさんいる。
ちなみに、プロとして困っていない、
外反母趾だからと職を失うことははない人です。
有名なダンサーさんたちでも、
有名な先生でも外反母趾の人はたくさんいます。
靴選び以外で困っている実感はないそうです。
これが現状だと思います。
リハビリとしてはプロで大人で困っていないなら、
「まぁ、様子見でよろしいですねー」と言っておきますが、
実際には、「うーーーん」と思っています。
彼らは指導者だったりするので、
彼らが困ってないなくても、
彼らの指導する子供にはデメリットだったりします。
バレエ以外のアスリートで外反母趾は結構デメリットがあります。
当然、「痛い」&「見た目が悪い」だけでなく、
身体能力的に損をする部分があるからです。
親指そのもの、親指に付着部を持つ筋肉たちに依存する能力が
かなり強いのがポイントです。
体幹や太ももやふくらはぎをサイズアップさせる系の
パフォーマンスの場合には足首よりも親指などの
コントロールに依存するので特に気になるところです。
※ここだけの話
逆に面白いのが、このデメリットに気が付かない、
もしくは気にならないプロで成功している
バレエダンサーたちの足指の強さが素晴らしいです。
バレエ以外のダンサーで外反母趾率は結構低い印象です。
だって、親指ないときついので、、、。
子供のバレエの外反母趾は高確率で「予防」を強く提案します。
特に気にしておくのは足首の作り直しです。
バランスのとり方もあわせて確認してしまいます。
身体機能でバレエの動きに特化しすぎていないか、
その理解を限定的にしていないかもチェックします。
指導者との理解の加減もありますので、
そこで折り合いが付くような説明を心がけますが、
無理だと判断した場合には説明性ないこともあります(苦)。
外反母趾の一般論としては
リハでコントロール下に置くことって比較的簡単なんですが、
あるレベルを超えてしまうと、速攻でオペの相談です。
そのレベルを生涯超えないであろうと言うところに
落とし込めるかが、こちらの腕の見せ所です。
外反母趾そのものを作ってしまう身体認識のゆがみを
機能不全の修正とともに作り直します。
こまごまとした概論はいろんなページに落ちていますので、
そこら辺を参考にしてみてください。