テーブルワークでのSending directionの話

前回は仰臥位を選択するメリットと、

C0をマークしやすいこと、することが大事だと

私ははっきり思っていることを書きましたが、

それとはまったく別の話になります。

Sending directionっていう

アレクサンダーテクニックの基本要件(プリンシプル)の一つです。



sending は「送る」で、

directionは「道順」とか「方向」とかの意味です。

リハビリ的には

「感覚と注意をきちんと引き付けておく」って表現して、

演奏家たちには、

「きちんと丁寧に身体を使え」という感じ。

こういうのに詳しい先生たち向けなら、

ただ、手足を動かすかじゃなくて、どうなるか意識下に置かせておくとか、

きっと、こんな感じです。

対義語だと「死んでる」だと思います。

バレエで、「手が死んでる」とか、

ピアノで「ただ指だけ弾いてる」とか聞きます。



ふと思ったのですが、

用語や概念を医療系の言葉で書いておいた方が、

アレクサンダー以外のボディーワークの方とも

医療者である理学療法士たちとも

コミュニケーションしやすいので、

今回はあまり一般向けににも、

アレクサンダーテクニックワールドにもせず、

私の頭にある状態で言葉を出していきます。



テーブルワークでの基礎の4つのフレーズは

中枢側(体幹)の固定性・支持性を高めてくれます。

次は末梢側(四肢)の随意性・コントロールの

練習に入ります。

これがsending directionです。

基本的に

四肢・手足のことを末梢と表現することがあります。

この時、これに対して、体幹を中枢と表現しま。

一般論として、

末梢側は中枢側の十分な固定がなくして、

俊敏で、合目的な合理的な動作はできないと言われています。

その場その場で、どこが中枢でどこが末梢と見なすかは、

セラピストのレベルによって表現が違うので、

ちょっと注意が必要です。

私が手部を見ているときは

手のひらが中枢側で、指は末梢側です。

「肩が中枢で、肘は末梢でしょ」とか、言ったりします。



ディレクションは中枢側からの

固定性を末梢側に向けて発展させていく活動です。

体幹の固定性に対して、

一つずつ遠位の末梢関節へ連結をつなげてきます。

この時、過緊張になると、感覚入力がキレイに入らないので、

運動学習上好ましくないので、

過緊張を避けます。

逆にlow toneっていって、低緊張だと、

「死んでる」状態になっちゃうので、

そういう場合はアクティベーション、

リハビリ用語的にはファシリテーションをします。


腕回りか過緊張になりやすいので、

ディレクションをクライエント・生徒側が

送りやすいというか、

送るという感覚を育ててあげる事から始めます。

肩甲骨を脊椎との適正緊張のまま、

(どれくらいが適正なのかは施術側が知っています。

目標動作やスポーツや楽器によって異なります)

肋骨に対して定位置(楽器や動作に寄り異なります)へ納めます。

肩甲骨の固定は腕の見せ所であるので、

キチンと筋肉を覚えていない、

動作分析ができいない先生たちに当たると、

「ぶにゃぶにゃ」とした、肩甲骨を挙上傾向のままで、

固定されてしまいます。

私の好みは小胸筋や前鋸筋などの肋骨の筋肉の

緊張バランスがいいところが好きです。

小胸筋に目が配れる先生はなかなかです。

前鋸筋にも目が配れない先生は、、、

学生か、3年目以下のダメ臨床家なイメージです。



これで末梢が肩甲骨、中枢が肋骨と脊柱という

関係性がつくれて、

今度は、末梢が肘、中枢が肩甲骨という視点で、

筋緊張を整えていきます。

この繰り返しで指先まで緊張を整えていくと、

生徒側はさほど努力なくしても、

クリアな感覚入力をされるので、

まず、ここへ連れてきます。

気を付けないと、寝落ちされるので、

サクサクとこのプロセスまで来ることが大事です。

他動的に、受動的に、この感覚を教えてもらったら、

次は自分でその感覚を生かしたまま、

腕を動かせるように発展させていきます。

ピアノや楽器演奏者であれば、

テーブルワークの後にチェアワークで

「椅子の背を持つワーク」をするので、

ここでしっかり動かすところまでやっておきます。



実技はインスタで動画をあげようかなと思っているので、

時間があったら見てください。

directionを送るのは人形ではできないので、

私がやって見せることになると思います。



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