バイオリンとビオラの持ち方の基本
ピアノやパイプオルガン以外の、
持ち運べる、抱える楽器の
持ち方の考え方の基本を
ちょっと紹介してみます。
まず、楽器と言えど、
理学療法士的視点でいえば、
「荷物」です。
荷物を体から離して持つのは、
物理学をやってなくても、
疲れやすいのは経験的にご存知でしょう。
というわけで、
なるべく肌身離さず持ちましょう。
この、「肌身離さず」の感覚が大事です。
バイオリン・ビオラは、
構えるのに「左右非対称で大変だ」と
よく耳にしますが、
バレーボールプレイヤーや
野球のプレイヤーも
左右非対称なことをしているので、
そこをあまり気に留める必要はありません。
あくまで、
「アンバランスが発生するので、
うまくバランスし直さないといけないよ」と
そういうことです。
力み過ぎる癖がある人は、
首の筋肉が短縮しまくるので、
首が痛い、顎関節あれこれ、という
大変な問題に直面します。
両手の構え・動きは決められてしまうので、
バランスを取り直すのは、
自由を許されている体幹と下肢です。
下肢は支持基底面
(物理の用語かな?
物の重心が動いても倒れずにいられるゾーン)を
形成するので、
楽器と体幹を含めて、
丁度真下に左右対称にとれると、
演奏中の体幹の自由度が上がります。
体幹は、脊柱で小さな分節ごとに動けます。
筋肉も複雑に、多彩に?、
最高に複雑に動けるように張ってあります。
ですので、左右の腕や首の
3つの部位がしないといけないことを、
ちょうどよくバランスしましょう。
バイオリン&ビオラは首横で持ちます。
必死になって持ってくれる前に、
私的には、なるべく、
「肌身離さない程度」を探してほしいです。
「左の鎖骨と顎でガブリと楽器を持ちます」
ぶぶぶぶぶぶーーーーー!!やめましょう。
リラックスさせた鎖骨の上に楽器を載せて、
あごをちょいとのっけてくれればいいです。
外人が挨拶代わりに、
両頬にキスしてくれる時みたいに、
軽く横向いてくれればいいです。
なるべく首は楽にとっておきましょう。
アレクサンダー的にアウトなのと、
理学療法士的に、
首でガブリと楽器を掴むと、
肩甲骨挙上上司の屈曲パターンと呼ばれる、
筋肉たちが力み始めてしまいます。
左指先の裁きを悪くさせます。
(実験してみれば、きっとわかります)
左指のトラブルの人はちょっと、
楽器の持ち方を気にしてみてください。
鎖骨の位置づけ(プレーシング)については
社外秘にしておきます。
ボディマッピングを習っても、
教科書には書いてありません。
考えてみてください。
そのうち、ブログします。
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