ローザンヌバレエコンクール2020 FB日記より。
ローザンヌバレエコンクール
毎年スイスで行われる、
バレエの若手の登竜門って言われているコンクール兼ワークショップ。
スゴイ豪華な教師たちのワークショップを受けながら、
どれくらいの実力が現在あって、
未来にどれくらい伸びそうかっていう、
総合的に評価される、それはそれは面白い試み;)
ローザンヌに出れるだけでも十分にエリートなんだけど、
上には上がいて、15歳なる前に、
世界有名バレエ団の付属の養成校に入っている。
そういう子はあんまりローザンヌに出てくることはないので、
あくまで、地元で超ウマいか、
バレエ留学はしているけど、
付属カンパニーへの道があんまりない子のための
就職あっせん・紹介を兼ねたコンクールと理解している。
違ったらごめんなさーいい。
今年は日本人が13人?くらい出てていて、
男の子一人が決勝に進んだ。おめでとう!!
予選をちらちらライブで拝見していて思うのは、
アジアの子供たちはテクニックにつよいって言葉の意味が、
よくわかる。
ただ、「練習の鬼」で、テクニックに強いがゆえに、
柔軟性というか、その場での対応力、変化能力が低い。
アジア人らしさ、自分の国らしさがうまくアピールできない。
同じものを見せられている気分になってくる。
ローザンヌは将来性もみられるから、
この変化率や個性っていうあたりがダンサーには欠かせない。
そこがないと、切られて決勝に残れない。
トレーナーや整体するにあたり、
ちょっと肝に銘じておかないといけないなーって思います。
本人らしさを本人と考えて、分かち合って、
そのうえで身体を作っていくっていう、
かれらを子供でもしっかり「ダンサー」とみるって、
大事だとしみじみ思った。