代償動作から動作の多様性を知る

最終更新: 2020年5月10日

最初に説明している代償動作は

あくまで関節可動域を計測する、

筋力を計測するという目的のため、

勉強します。

基準を知り、それ対するズルをさせないようにという

そういう意味で代償動作について学びます。

ただ、同じ股関節の屈曲の為の代償動作でも

体幹を側屈してみたり、

骨盤を後傾させてみたり、

体重心を思いっきり前方に持ってくる動作に混ぜてみたり、

いろんな方法があります。

いろんなバリエーションがあることを

実際に患者さんたちを通して学びます。



臨床経験を繰り返す中で、

もっといいパフォーマンスを、

痛みなく動ける身体の使い方を探すように、

いい響きの音を探してくるうちに、

関節可動域もMMTも

簡単な「基準」でしかないことに気が付きます。

パフォーマーたちの動作は

実際に純粋な屈曲や外転の概念だけでは

とらえきるのが難しい(厳密には不可能)です。

ただ、そこを挑戦して、

細かな評価とその評価を裏支えする部位をさらに評価します。

この繰り返しで分析能力が高まります。

また、ここをいろんな人を通じて学んでいくと、

多様性に気が付きます。



基本的に全く同じ身体の使い方、

代償方法を選択する人はいませんが、

同じ教師に学ぶと、ある特性が身に付きますし、

その特性から、その教師の思考の癖が見抜けます。

また、教師の思考の癖は

教師の身体特性や経験に由来するので、

そこを結び付けて考えることも、

分析力の向上につながります。

また、同じ教師についている生徒でも、

故障する子、しない子がいます。

故障する子としない子の差は存在します。

この差を見つけ出すのも面白いプロセスです。

こういうことを繰り返すうちに

深掘りすることができるようになります。


「深掘り」には必ず、多様なケースを見ることが大事です。

バレエ界はバレエ界の常識が存在するように、

音楽会は音楽会の「一般常識」に捕らわれます。

その常識という眼鏡越しにしか身体理解をしない場合、

同じ音楽界のなかでは分かり合うことが簡単になるのですが、

決まった一定の結論にしかたどり着きません。

そこを打ち破るために、バラエティが必要です。

その為に、なるべく違う種目を比較対象に選ぶといいです。



関節可動域までは簡単にわかったつもりになれますが、

MMTからは努力、忍耐が必要です。

基本原則、つまり「本質」さえわかれば、

簡単になります。

そこまで、できたら頑張ってください。










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