信頼できるスペシャリストの整形外科医と働いたことのある医療者

前回の続きで、びっくり整形外科医、

なんちゃってスペシャリストに気を付けてという主旨です。

また、なんちゃっての整形外科医だけでなく、

なんちゃって+国家資格の人にも注意です。

正直に言うと、

大学病院勤務のリハビリスタッフは怖いです。

正直、危ういです。

総合力については素晴らしいのですが、

専門性がどこまで高いのかは不明です。

一般論、教科書論については

他分野を網羅されており、素晴らしいです。




私が一緒に勤務させてもらった

本当に一緒に働けて良かったと思う整形外科医、

スペシャリストは、自分自身が医師でありながら、

診断とオペという2点においてしか

秀でていないと理解しています。

オペの前後の看護やリハビリの重要性を知っています。

そのため、一緒に働く医療チームを作ろうとして、

スタッフ教育をきちんと行います。

先生がどれだけ手術が上手かろうと、

看護とリハビリがまずいと、

いい成績が残せないことを知っているからです。

たとえば、、、、

医龍という医療ドラマ、

あれは、オペが上手い朝田先生とそのオペチーム、

また、内科医の先生が素晴らしいという視点です。

ただ、内科医の先生の下には、

当然、慢性的に術前や術後、長期的視点で患者をフォローする

心臓リハビリのスペシャルのリハビリスタッフや看護師がいます。

動画ではそこは描かれていませんでしたが、

研修医の男の子を指導していました。

あの感覚で、病棟にも手厳しいのです。

ばんばん「トレーニング」されます。

突っ込まれまくるので、

ディスカッションのお作法もキレイで、

新人は負け上手で、お願い上手、指導を仰ぐのが上手いです。

上級のスタッフは適度にいじめ上手で助け上手です。

新人が新人であることを自覚させた上に、

勉強をすることを推進していきます。

アメと鞭が上手です。



こういうスタッフは医師でなくてもとても頼りになります。

診断、治療、経過の見立てについても、

医師から多くの情報をもらうので、

たいへん参考になります。

エビデンスも当然、信憑性の高いものを紹介されますし、

(基本的にすべて英語です、日本語で出してくる時点で怪しいです)

ご自身の経験を踏まえて指示だしやコメントをしてくれるので、

安心してこちらも専門性を深めていけます。



こういうスタッフはお話をすると、

不思議なさっぱり感があり、

おべっかや根拠のない褒めはしません。

あくまでも、他人事として、

冷静に客観的にものを説明&提案していきます。

同情のようなことはほぼほぼありませんし、

ナイスでいてくれますが、

甘えの対象にはなりません。

常にだれとでも、対等であろう、

患者さんを取り巻く

医療チームの一員であるという姿勢です。



こういうスタッフが病棟やリハビリ科に

それぞれ4人以上いれば、その施設は信用できます。

2~3人、看護部やリハビリ部合わせて存在することは、

ありえても、それは医師の指導の下に集っているわけではありません。

偶然、できる人がいただけになります。

連携がとれているチームは、

お互いに専門性を尊重しながら、

一見、ドンパチ、攻撃?に見えるかもしれないことでも

患者の為には比較的厭わずにやってくれます。

そういう「文化」が育っています。

こういう文化があるところが、ポイントです。

見極め方は、この文化を理解している、

実践できる人であるかを見極めればいいです。



彼らとの経験を如実に表すエピソードが、

関節可動域練習です。

膝の専門病院にいる時に、

手術翌日から患者さんの膝を伸して、曲げていきます。

退院までの1週間足らずの間で、

完全進展から屈曲120度を目指します。

私が新人時代、ここで毎日痛い目を見ていました。

まず、エスパルス専属の理学療法士がスーパーバイザーです。

私には同期が3人他にいました。

程よく、いいライバルであり、

助け合える関係に私たちを誘導していました。

基本的に膝を曲げるのなんて、ストレッチして曲げればいい、

っていうこのレベルではありません。

膝蓋骨と大腿骨の関係性の評価や

それに変化を与える筋肉のコンディションの確認、

何度でなら、何が屈曲阻害要因になりうるのか、

それぞれ判断して、施術内容を決めていきます。

私が70度しか曲げれない膝を、

エスパの先生はあっさり120度まで曲げれたりします。

患者さんへのタッチの問題もありますが、

それを裏付ける知識の差です。

この病院には地区で一目置かれる総合病院に

20年ほど勤めあげた理学療法士もいました。

県内では知られた存在の人でしたが、

彼は120度も曲げられませんでした。

彼はそのことをよくよくわかっていたので、

私たちに指導する内容はエスパの先生とは

被らないようにしてくれていました。

それくらい、総合病院の経験はスポーツ整形専門病院においては役に立たないのです。

ちなみにその彼は、数年しないうちに、

他の総合病院へ転職していきました。

総合病院があっているよーと本人も素直に言えるほどでした。



これが、専門病院で信頼できる整形外科医と働く

経歴の絶対的強みです。

同じく、専門病院でも、

「リハビリはマッサージしてればいいんだよ」という

頓珍漢なことをいう医師もいます。

ちなみにオペだけ言えば、神がかってうまいです。

海外からメディカルツーリズムで人が来るほどの腕前です。

リハビリと働いたことがないんだなと、

思いましたし、

そもそもオペにしか興味がない人でした。

患者さんからも、オペが終わると先生の熱意と態度が違うと、

はっきり言われていました(苦笑)。

当然、スタッフの離職も多かったです。



これくらい、同じ整形外科医、

スペシャリストでも意味が違います。

どんな医師にあえばいいのか、

イメージが湧いたでしょうか?

症例数だけでなく、スタッフをチームとして育てあげる人が、

信頼できるスペシャリストです。

病院やクリニックに行くときには、

その先生と働くスタッフたちの

熱意、情熱量を確認した方がいいでしょう。





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