どんなターンアウトがお好みですか?

最終更新: 2020年12月26日

バレエの人に必ずリクエストされる内容がターンアウトです。

決まり文句として、

「股関節から回すのがターンアウト」と誰もが知っています。

「膝とつま先の向きをそろえる」ことも知っています。

それ以上のことでターンアウトについて、

何かこだわりがありますか?

私にはあります。

「どんなダンサーになりたいの?」

「他に抱えている問題は何かあるの?」

と質問を返します。



股関節の周りには大小、長さも厚さも様々な筋肉があり、

それをうまいバランスで使って、

ターンアウトをしていきます。

ちなみに筋肉は、20本以上あります。

そして、股関節は球関節という、

ソケットとボールの関係でできており、

構造的には高い可動性を持っています。

ダンサーさんはその高い可動性を使いこなしますね。

だから、筋肉それぞれに高い

「伸張性」と「収縮能(力)」が要求されます。

ストレッチを普段からして「伸張性」を高め、

筋肉の使い方を教える「筋教育」と

筋力強化のための「筋トレ」をしてもらいます。



さて、そこで最初に戻ります。

20本以上の筋肉を操作する能力と

「癖」という学習がすでに個性として皆さんがお持ちです。

そこで、全く同じ状態は作り出しにくいのです。

むしろ作り出そうとすること自体メリットがありません。

ですので、

「どんなダンサーになりたい、」

「高く(どんなふうに)足を上げたい」

「ターンアウトして柔軟性をもっと欲しい」

(スプリットを完成させたい)

など、いろいろな未来・具体的目標があります。

より具体的な目標や未来を持っていると、

お手伝いしやすくなります。




ターンアウトという言葉は

とても「ざっくり」した概念なので、

突き詰めてみると奥が深くて面白いです。

私もまだ研究中です。

足を自由に使い、踊るための

「ターンアウト」という概念では

ある程度自信を持って理解できてきました。



ただ、ずっと頭を悩ませているのが、

「股関節を傷めさせない」ということです。

まだまだ勉強中で、将来的には、

長年おどって、人工骨頭置換術を必要とするダンサー人口が

減ってくれると嬉しいなと

理学療法士として思います。

まだまだ先は長いです;)



#バレエ

#ターンアウト

#足の上げ方

#解剖学 #人工股関節




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