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どんなターンアウトが欲しいですか?(リライト2023年1月)


施術のリクエストに必ず入ってきます。

その時に確認するのが、

「どんなターンアウトがお好みですか?」です。

ターンアウトは誰しもが、

「股関節から回す」のが基本とご存知で

「膝がしらとつま先が同じ向きを向くように」とかも

一般的に言われています。

ベテランになると、

膝や足関節なども巻き込みながら股関節を回し

もっとうまい場合には上肢を巻き込んで回すので、

更に繊細に調整したりしますので、

ご本人の認識を確認します。



併せて、

どの瞬間のどんな時にいつもターンインしてしまうのか、

確認しています。

ターンアウトと言っても、股関節の角度によって、

また、それぞれの人の個体差

(筋肉の長さや使い勝手のバランス)により、

得意不得意があります。

よく先生に指摘される場所を確認し、

そこの修正をめがけてプランを練っていきます。


ターンアウトは単なる他動の可動域ではなく、

自動で動かせ、動作制御のためにあるので、

いきなり目標の動作を作り上げることができない場合もあります。

単純に私のこだわりと腕前ではということで、

絶対にこれが正しいというわけではないとおもいます。

特に気を遣うのは、どんな踊りが得意なのかによって、

優先順位を変えてプランしていきます。

投脚という感じでほしいのか、

ホールドできる状態が欲しいのか、

それともディベロッペで美しくきめたいのか、

筋肉の動き自体も作り変えるため、

具体的な目標とそのイメージを互いに明確にします。


小さなお子さんの場合には、

イメージが少ないことが多いので、

その子のお人柄、お母様のお人柄などから推察して、

こんな感じが似合いそうと、

コチラで判断させてもらうことが多いです。

年輩の方の場合には、逆にリクエストが細かいです。

イメージがたいていプロで活躍されている方を持ってくるので、

とても時間がかかる旨お伝えして、スタートです。



ターンアウト戦略では、

股関節から攻めるのがいい場合、

体幹から、肩甲骨から、頸部から、足関節からなど、

様々な場所を起点にターンアウトを導き出しています。

ターンアウトをより充実させるには、

股関節のターンアウトだけではなく、

それに連動する回旋機能を持つ、多関節を調整していきます。

私はバレエダンサーさんには足部や指から攻めていくことが多いです。

どこかを起点に、波及・派生させていくのがお勧めです。

ターンアウトの腕前をあげたければ、

あちこちもあわせてちょうせいしてみてください。

また、プロのダンサーの違いもつぶさに研究してみるもお勧めです。


どれだけ多くのバリエーションが見つけられるか、

ぜひ楽しみながらやってみてくださいませ。






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