手の小さい人、大きい人が同じ楽器を弾く
ピアノでも、バイオリンでも、
楽器は
サイズが決まっています。
小さい手でピアノのオクターブが届かないと
苦笑するのはよくあることで、
手を広げる施術をします。
簡単には手のアーチを保ちつつ、
母指のCM関節の外転角度を強く出し、
少子の同じくCM関節(?)違う名前かも、、
を外転させます。
ポイントはMP関節、ナックル、第三関節ではなく、
更に手前にある第四関節を外転、
開くのがポイントです。
逆に、手指が長い人もいます。
腕が長い人もいます。
彼らにとって、長すぎる指は邪魔です。
ただ、単純に折りたたみ方、
空間の使い方、捉え方を変えます。
空間に丁度フィットするように、
クモの手を折りたたませます。
古い日本家屋に190㎝以上の身長の人を連れて行くと、
彼らはとても、窮屈そうにしています。
ただ、それでも彼らは生きていけます。
そのうち慣れて、無意識で距離感を掴み、
必要に応じてかがんだり、
背を伸ばせるところでは伸ばしたりします。
それくらい、適応できます。
脳卒中や切断のリハビリをしていると、
身体イメージはいくらでも変更がきくと分かります。
(努力プロセスはありますが)
短いとか、長いを感じるのは、
私的には、とてもいいことだと思っています。
そこを改善させれば、
パフォーマンスをあげれると
ご本人が言ってくれているのです。
感づいているという意味です。
どこを直そうと悩む必要がなく、
単純に、そこを直せばいいのです。
私自身は、右手の小指が非常に短く、
逆に右手の234が長すぎる、邪魔に感じます。
短く感じている理由は実際に短い事と、
普段から屈曲させていること、
さらに小指のMP関節の脱臼経験で緩く、
かばっている事(指を屈曲させて、保護しています)
などに起因しているので、
小指をバランス・強化しつつ、
過保護にしないようにしています。
そろそろ3日たちます。
小指が短いとはそれほど感じなくなってきました。
まだ動きにくいなと感じるので、
ここを現在修正中です。
数日で比較的簡単に変わります。
ただ、それを取り込めるか、
情報をアップデートできる能力が高い人でないと、
コントロールできないと感じてしまうので、
そこが柔軟な必要があります。
これは個人の判断におまかせなので、
変更することが怖くない、
新しいことに積極的に関われる人には
全く問題ありません。
