昔と今と。情報と子供について思うこと。
私が学生の時は(20年くらい前)、
教科書は神様でした。
文献はなかなか取り寄せられないので、
学校の図書館にあるジャーナルだけが頼りでした。
学校で情報処理という科目があり、
PCの使い方を習うほどでした。
携帯は二つ折りよりも前の時代でした。
いまでは教科書は古典です。
分り切ったことしか書いてませんし、
私が本屋で立ち読みしても、
さほど変わらないことを、
学生向けにかいてるなぁと
臨床家として思います。
現代は、情報がいっぱいです。
ツイッターをみていると、凄いなと思います。
何人かの有能な医者が
せっせとコロナウィルスについて
有益情報をながしている一方で、
残念な浅はかな医者や
不思議なジャーナリストやメディアは
不思議なことを世に広めています。
情報を取るときに注意するのは、
どれだけの根拠を持っているかなんですが、
その根拠自体があてになるものなのか、
それがただ単に、
古典的教科書の孫引きや一部抜粋であるばあいは
要注意です。
古くて、しかも狭い視野でしか物事を見れません。
フィジカルの分野はどんどん進化しています。
アイススケートや体操の分野を見ると、
新しい技がバンバンでてくるのは、
それだけ身体をうまく絞る・作る
トレーニング理論・栄養学など、
方法論が確立してきているということです。
機械工学などもどんどん進んでいます。
動作を理解するためには、
物理的な部分を理解する必要があるのですが、
昔は二足歩行ロボットなんてっていっていましたが、
いまは普通にロボットはジャンプしたりできています。
バランスについてもかなり問題解決できてきています。
(FBでmashableというものをみています)
つまり、古いものを根拠にしても、
それほどプラスαの効果は得られません。
情報の流通が早いので、
あっという間にメタ解析といって、
ある事象について、それぞれの意見が
どれほど信頼性があるのかというものが出ます。
個人の経験や感覚は
あくまでも「個人のケーススタディ」なのです。
そのひとが超一流だったり、
巨匠だったりした場合は
大いに研究する、信用に足る場合もありますが、
それでも、それは彼らの「主観」で、
個人スタディ(研究)でしかありません。
その主観とおなじ身体を持つものには
その理論は有効でありますが、
違う個体には無効であったりします。
そいういうわけで、
より広い視点で、新しく客観的に使える情報を
収集することが大事です。
また肝に銘じておきたいのは、
真の情報でさえ10年もすれば否定されうることです。
むしろ否定できる、疑ってかかれるぐらいの
広い視野の鋭い頭を持ち得なければ、
ぜんぜん遅れているということです。
今回は身体的なことですが、
意識しているのは音楽関係者です。
昔より身体的技術が上っているのはあたり前だということを、
肝に銘じてほしいのです。
そのうえで、芸術性について話を持って行ってほしいのです。
子供を育てる場合でも、
今の子供たちはキーボードや携帯に慣れているので、
昔の子供よりも早くに手指の感覚、
目と手指の協調性が発達していきます。
様々なことも疑似体験できる、
知ることができる環境で育ちます。
分かりやすい正解や必勝法を身に着ける子も多いのですが、
それはあくまで、小手先のことです。
身体と脳の関わり、発達にまで目を向けてほしいのです。
さまざまな技術革新があり、
日々の生活が変わった分、
自分の子供時代と同じ子供は育ちません。
もっと可能性を秘めているとも、
もっとリスクを負っているともとらえられます。
そこを敏感に感じながら、
日々のご指導を頂けると幸いです。
親御さんなら見守ってもらえると、うれしいです。
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