無知の知、ダニング・クルーガー効果

更新日:2021年9月7日


無知であっても、その状態を自分には知らないことがあると

言えるだけの知(認識能力)があるということです。



バレエはカナダナショナルの

元プリンシパルのクラスを見学することから始まり、

音楽は、アレクサンダーのクラスメイトや

トロント音大での授業や公開レッスンから

音楽やダンスの学びを始めました。

美術館や公演なども時間が許す限り、

実際に行くようになったのはこの頃からです。



トロントでお会いしたプリンシパルを経験したダンサーや

大学での教授で「いい先生」に共通することは

とても寛容であり、多様性を認め、

「あくまでも、私見だけど、

僕は○○という経験、理由からこう思う」という

回りくどいながら、控えめな話し方をします。

そして、理論を必ず説明します。

また、他の先生たちと協働するのも上手です。

担当している生徒がその人生の中で、

多くの先生に囲まれていることが予想できるので、

色んな先生に対して真摯に学ぶことを

自分の謙虚さ、他の先生への尊敬を示し続けることで

生徒に学ばせます。


そして、もう一つ共通することが、

彼らのほどの経験や知識がありながらも、

とても真摯に、無知の知を認識しています。

生徒が必要としている内容について、

自分が知っている範囲を紹介しますが、

さらに上のレベルの深い話が必要なら、

その分野の先生へつなぎます。


そんな彼らを「無知の知」と

片付けるのは失礼だなぁと常々思っていました。

彼らと一緒にいると彼らの好奇心・向上心とともに、

問題解決能力の高さにも気が付いていました。

そのプロセスを上手に表せているなと思ったのが、

「ダニングクルーガー効果」です。


ある問題へ、「あれ?」と思うことから始まり、

「分からない」へと移行、

その後、「あ、わかった!」と一度は思いますが、

彼らは、彼らの世界がそんな甘くないことを知っているので、

そこから、整合性があうように、

抽象化できるように、

深掘りを始めていきます。

そうして、ダニングクルーガーの曲線を描いていきます。

そして、永遠に(?)長い年月をかけて、

新たな「問い」を立てて、

より細かな内容を追い求めていきます。



私はクライエントの皆さんや

リハビリの実習生や後輩に何かを紹介するとき、

常に問題解決能力を上げるようにしています。

彼らがもつ問い、質問、クエスチョンやリクエストに、

単純に「こうしたらいいよ」とだけ、

答えを差し上げるのは極力避けています。

というのも、そういうスタイルを好む方は、

成長が長続きしないのです。

そして、努力の仕方を間違えます。


努力の話は、次回にでも;)















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