考える力について。格言「答えは患者が知っている」。


実習生や経験の浅いスタッフに、

シニアの教育者がかける言葉です。

本(教科書、文献)を読むのは当たり前、

自分で考えるのもプロとして当たり前。

しかしながら、

君は経験が無い、考え方も知らない、

だから、患者からあれこれ経験をもらいなさい、

教えてもらいなさいと言う言葉です。



医療者として、新人をやって、

歳をとってシニアもやって、

今、全く違うことをしていて、

クライエントさんに思うのは、

逆なことで、

「答えはあなたたちの身体が知っている」と

思うのです。



こちらは莫大な時間をかけて、

いろんな人の身体に関わったので、

知識として、治療者・施術者として、

簡単に言えば、「答え」を知っています。

ただ、私が関わる方に、

私は答えをあげるわけではありません。

考え方や

「以前にこういう似た症例がいた」とか

「その人はこうして良くなっていった」とか

経験を差し上げます。

それには、わけがあります。

自分で「自信をもって」「自立」させたいからです。




今の時代、

治療家ですら非常に短絡的で、

「先生、僕のであってますよね」

「僕の言ったこと、教科書に書いてあります」と、

私に対して言ってきますが、

私の返答は、

「君が正しいとか教科書が正しいとか、

そういう話をしているんじゃない。

患者のためにできる事の中で、

どれが一番いい方法か考えるのが仕事だ」です。

もちろん患者が「依存」したり、

同じ失敗、故障を繰り返す「ブーメラン」

(※一度は問題が解決され、

こちらの手からはなれても戻ってくる患者のこと)も、

いい治療者は基本的に嫌います。

プロとして「クライエント」が

「自信をもって」「自立」できるように、

サポートをする実力が

そこがプロの骨頂であると「プライド」を持つように、

指導しています。

新人にも、患者にも、

傾聴することはあれど、寄り添いはしません。

安易に褒めるとか叱るという行為はしません。

寄り添うことが必要な場合は、

また別の問題があります。

今回その問題は置いておきます。



先日、音楽家のFacebookで

面白い記事がシェアされていました。

その内容は、

音楽家も最近は非常に短絡的に

何でもネットで聞けばいい、

という姿勢はどうだろうか?

逆にどうである、と言い切る者たちは、

何を根拠に行っているのだ?

科学的に安全だと証明されている、

確立されている演奏法はないのに、

知りもしない相手に、

絶対だよと教えるのはどうしてだ?

というような、ことが書かれていました。

ちょっと長いので、最後にコピペしておきます。

ちなみに、バレエも同じようなことが起こっています。



読んでいて、「全く全く」と、

うなづけるものでした。

私は自分の治療・施術に

科学的根拠があるとは口が裂けても言いません。

リハビリ時代から同じです。

そのようなことが言えるほど、

医療・医学は進歩していません。

ですから、そんなことを口にするのは、

「アホだ」、「3流以下だ」、

「はしたない」、「ナンセンスだね」

まぁ、こんな感じです。

医療界が手を焼く、

ダンサーや音楽家の治療・施術に、

それこそ、イップスやらジストニアにたいして、

絶対100パーセントで勝てる、

必勝法など確立していません。



最近Twitterで、

整形外科医たちのおしゃべりを

拝聴していますが、

オペや診断はできても、

彼らがリハビリのことを、

リハビリの治療コンセプトの何も知らないことを

よく思い知らされます。

「整形外科で診断を受ける意義はあるけど」

「整形外科にかかっても、治らないなぁ」と

思い苦笑します。

残念ですが、これが現実です。



さて、話を戻します。

ですから、演奏家やダンサーは、

あくまで、うっかり「患者」になってしまったら、

医療者の助言・協力を得つつも、

彼らの力量を測らなければいけません。

この医師は「教科書レベルの化石」かな?

セカンドオピニオンが必要かな?

特に診察受けてるけど、よくならない時。



そんな時は、

自分自身の中に答えがあることを

肝に銘じてほしいのです。

リハビリに関して言えば、

治すのは私たちではないのです。

自分で答えを探す手立てを私たちがします。

それを試してみて、

医療人?治療者?の力量をはかりつつ、

自分で治っていくために

何がポジティブか、

どれがネガティブ(意味がない)か、

自信の身体が教えてくれます。

耳を傾けるべき相手は自分の身体なのです。

「教科書君」を頼ってもしかたないのです。



音楽の音だけでなく、

ダンサーならば、ダンスだけでなく、

身体の使い方においても、

「すべてはあなたから始まっている」

「だから、答えはあなたの中にある」

ということを忘れないでほしいのです。

依存して治療者をあがめたり、

(教師を神のようにあがめる生徒は怖い)

故障したら○○に行けばいいよねと

「ブーメラン」になったりしないでほうが、

早く上達するにはいい選択でしょう。



演奏家もダンサーも

あるレベル以上に行くひとは

非常に頭がいいのはよく知っています。

頭が良すぎる場合には、

時には、若くして道を変えます。

もしくは、幼くして演奏家としての道を歩み始めます。

あなたが、どのステージにいるにしろ、

音楽もダンスもあなたと共にあるのです。

あなたがケアして育てる、

育てあげるモノなのです。

情報が多いこの社会の中でも、

キチンとこの基本・本質を理解してくれるひとが

一人でも多くいますように。



最後に、、、。FBのコピペになります。

最近思うことがあります。 (長いです〜!)

もうかなり前からの話ですが、FacebookのようなSNS,個人のHP等で奏法、音楽理論などの音楽に関係した内容のアドバイスが野放し状態で氾濫しているのがとても危機感として感じます。 (音楽業界への進路,就活相談までに発展していることも多々見かけます)

  1. 問題点は数多くありますが大きな例は;アドバイスをその相談相手と直接会わず、(演奏を聞かず、観ずに)文面のやり取りだけで行っている。”医学的”な内容のアドバイスをネット、専門学書などで拾った知識だけで発言、指導。”絶対”という言葉を多用。アドバイスをしている本人がプロ活動してなくさらに実際の演奏経験自体が少ない。この楽器、道具を使わなければいけないという趣旨の教え方。教則本、セミナー、クリニックなどへの勧誘が必ず付いてくる。専門用語、ことわざ、他の業界の偉人たちの言葉を引用、難しい言葉を多用する。など。でもアドバイザー/講師が必ずしも巨匠レベルであるべき、とは言っていません。 しかし冷静に考えればその奏法の教え、考え方が本当に為になり、結果が出るのであればその方がある程度の演奏レベルでの音楽をできるのではないのでは? と思います。医学的な方向のアドバイスに関しては各楽器を演奏するにあたっての本当に踏み込んだ、科学的/医学的に公表に立証できるレベルでの研究結果、はどの楽器に対しても存在しません。医学的見解の立証に必要な条件はかなりハードルが高く、多くのネット上の奏法(管楽器)では仮説としてあげられるレベルの物しかありません。 生まれつきの身体条件によって体の使い方は人それぞれによって違うのは明確です。 しかも一番大きな要素の演奏内容によって音楽表現に必要な様々な姿勢の 変化、横隔膜を含めた呼吸器系の使い方、舌の位置、顎の開き具合、声門、唇の周りの筋肉などの使い方も演奏内容によって変わるべきであって様々なやり方があるべきで何が;正しい 正しくないというのを言い切るのはとても無責任だと感じます。アドバイス自体が哲学的、スピリッチャルな宗教的になるところも多く、とにかく最近の傾向としては奏法だけではなくメンタルてきな部分のアドバイスにまで発展しているのもどうかな? と思います。僕は奏法の考え方は沢山あるべきだと思っています、決して他の方達のやり方を否定するつもりはありません。心配なのはアドバイスを求める側があまりにも安易に助けを求める姿勢です。日本に来てもう26年、様々なところで見受けるのは、(特に吹奏楽界) 直ぐに答え、結果を求める、と言う所。中学、高校などで楽器経験のない一年生が4月に吹部に入り、8月の大会に向けてすぐさま楽器の上達を強いられる。と言った流れの中、とても器用で頑張り屋の日本の子供達(アメリカ人の僕の一方的な偏見かもしれませんが失礼いたします!) は毎日、休みもなく練習を頑張りある程度のレベルまでに数ヶ月で達する様子を長年見てきました。この過程の中で子供達が一番大事であるじっくりと音を育てる時間、楽器と向き合う大切な時間が極めて少なく、まだ上手に歩けないのに走らされるように急がされる中、先輩、顧問の教えだけで練習する中で出てくる問題をネットで質問する。それをアマチュアがネット上で安易にアドバイスをする。  このこの悪循環なサイクルがずっと続いている気がします。(これはジャズ、ポップスのプロの方達にも見受けられる傾向です。楽器を始め、まだ発音、音色が定まらないのにすぐに難しい内容に進んでしまう、そしてそのまま進んでしまう。厳しい言い方で反感を感じさせてしまうかもしれませんが細かい、難しいことは演奏できるが、基本的な部分、肝心の音色に魅力、説得力が無い方は少なく無いです。 なので”やはり本場の音は違うね〜”などの外国の音楽家に対しての発言が多く見受けられます)一番の心配は子供達が自分で考えなくなることです。何か問題が出て来れば他人からのアドバイス、答えをすぐにパソコンで求め、受けたものを具体的に分析せずにただ実行するだけ。もちろん自分で考え抜いても出ない答えは誰でもあります。本当に壁にぶち当たった時にその壁をどうよじ登る?、又はその壁を避けられる道を探す、などの選択肢を考えずにその壁の前で立ち止まり他の人が来るまで待つような他人任せの考え方、姿勢が多く見受けられます。アドバイスが自分に合っているのか、合っていないのかを見極めるのは難しいところかもしれません。”これを毎日やれば来年の今頃には必ず上手くなっている””このセミナーに行けば絶対上手くなる””この楽器を使えば”などのことを言われれば本当に楽ですよね?  自分で考えなくても良いのですから言われた通りやれば約束されたものを得られる方を選ぶのは当然かもしれません。もし本当に ”必ず上手くなる方法” ”正しい奏法” ”自分の音を良くしてくれる道具” などが存在したらそこら中名手ばかり、みんなが世界的なプロばかりになるはずですよね?練習時間=上達度  という方程式が正しいのであれば世界的音楽家になるのは本当に簡単な物にであるはずですよね?でも我々がやっているのは音楽です。音を使って、感情を聴者に伝えるためのコミニュケーションです。初めて音が出た時の感動した瞬間、奏法で悩み苦しんだ学生時代、 様々な演奏会で感動した経験、ミスした時の絶望感、 大会、コンクールで感じて緊張感、現役を引退するときの悲しさ、などの様々な感情、すべての経験が奏者を育て、その奏者の奏でる音楽に光を、命を宿らせます。音楽だけではなく他人の価値観、世界観だけで導かれる道は狭く短いものです。世界には今までに多彩な音楽が存在します。これに同調できるようになるのにはやはり様々な音楽をする色々な方たちの演奏、考え方、教えを学ぶことです。一つの形の考え方だけではなく、多くの物を学び、自分が共感した物だけを取り入れ、自分自信の奏法、音楽を作り上げるべきです。まず自分が目指している物を見つけるためにはとにかく幅広い音楽と演奏者を聴く事から始まります。そしてとことんその方たちの音楽が体に染み込むまで聞き返し、分析し、考える。そして可能であればレッスン、クリニックなどで実際に間近でその方の演奏を聴く事により多くの答えが見えるはずです。(多くの自分個人の問題もそこで答えが見つけられる事があるはずです。)文面だけ、言葉だけの指導/アドバイスより、 心で聴くために存在する音楽に関係する事は やはり実際に体で感じられるように、理想としている音、音楽観を持っている方、楽器が上手な方に間近で教えてもらべきです。僕が今までに出会って助けていただいた素晴らしい音楽家、指導者たちは皆自分の考え方を柔軟に持ち、常に自分の教えていることを見直しながら、確認しながら、そして新しいアイディアを常に取り入れながら進化を続けています。僕は完全な独学で始めました。 自分で教則本を買いあさり、ハワイに来る音楽家たちに会いに行き、リハ、本番などを見させてもらい勉強。自分は本当に”才能”はないと断言できます。凄く苦労しました。 恵まれいてない自分の唇条件の為、数え切れないくらいの辛い経験で悩み苦しみ、今現在でも毎日戦っています。 でも失敗、挫折から得た多くの学びのおかげで自分が強くなれたとお思います。その経験が僕の才能の無さの部分を支えてくれ、僕の音楽の”歌”の部分も自分自身をさらけ出せるようになりました。100回のリハより、100時間の練習より一回の本番の方が得られる物の方が多いです。音楽は自分の今現在の感情、人生経験が正直に出るものです。人それぞれ多彩な性格があるように奏法、音楽観も多彩に存在します。何が自分に合っているか、という物は正直、僕も今でさえ毎日考え、試行錯誤しているところです。でも体が動かなくなるまで音楽は学び続けられるものです。良い奏法、良い先生を探し求めるのも大切かもしれませんが、その前にまず;”良い生徒”学び上手になるべきです。先生と呼ばれる立場の方達は常に学び上手の良い生徒でもあるべきです。まずその為には考えましょう、聴きましょう、悩みましょう。多くのヒントは音楽そのものにあります。勝手に評論家にジャンルという境目に分けられている音楽ですが、実際にはお互いを刺激し合いながら共存している物です。色々な感情、情景を感じながら、考えながら音楽に身を委ねて聴きまくってくださいね!答えは自分の中にあることがほとんどです。それを引き出してくれるのは正直に向き合えた時の音楽だと信じてます。偉そうな発言ばかりで失礼いたします。  でも本当に正直な気持ちでもありますのでどうかお許しください。どうか皆様により良い音楽生活を、と心から願ってます!



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