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股関節を鳴らさない(保護)しつつ、機能性を追求する。

指でも首でも股関節でも関節をならせますし、

一回ならしたぐらいで関節破壊はおこらないのですが、

毎回鳴らすのは、少々心配することがあります。

習慣的に行うと関節周囲の靭帯などが緩みすぎて、

関節中心を捕まえにくくなる(関節適合が悪くなる)ことと、

老いをふまえて長い目で見たときに、

緩い・柔らかすぎる関節は筋力が落ちてきたときに、

支えきれず、トラブルメーカーになると考えられているからです。



鳴らさないとすっきりしない、

鳴らさないと、可動域がたりないっていうのは

ダンサーさん「あるある」なのですが

一時的にときポキッとして、

関節適合面を合わせていると思うのですが、

逆を言えば、鳴らさなくても、

十分に筋肉が柔らかく関節可動域が稼げていれば、

関節適合面を合わせる方法を知っていれば、

引っかかっているところを、

力ずくで動かさずに済むに越したことはありません。

(カイロプラクターの方のように、

関節のことを熟知している方にしてもらう分には、

心配はしていません。)



関節唇障害や変形性股関節症をご存知ですか?

現役でとても踊れる、いいダンサーさんでも

人工股関節置換術を受ける人がいます。

先天性の原因もありますが、

二度目の再置換しているダンサーさんがいることを考えると、

先天性だけの問題でもないように思えます。

関節唇という軟骨の障害は、関節をうまく扱えていない証拠なので、

関節求心性(関節のソケットにきちんとヘッドが適合すること)が大事です。




どうしたら鳴らさなくていいのか?

どうしたら、関節適応させられるのかというと、

基本通りです、アウターマッスルとインナーマッスルに

それぞれの仕事をきちんとしてもらうことです。

ダンサーさんは股関節の可動域をたくさん持つために

アウターマッスルは十分に引き延ばされているのですが、

インナーマッスル、短い筋肉を「無意識」でも、

関節を安定させるために、

伸ばしたり、縮めたりできればいいのです。


具体的にアウター・インナーのバランスを整える

練習の基本は

体重をかけた、荷重位で、微細な動きを繰り返しつつ、

欲しい可動域での運動に結び付けていくことです。

バレエなら片足立ちで、もう片足をバーに挙げた状態で、

足をスプリッツしていくのをご存知ですよね。

あの状態で、軸足・上がっている足・両方の

太ももの筋肉ではなくて、

股関節を意識しながら、

関節を開いていく、オープニングしていくように

イメージしながら、適合面を合わせていきいます。

そうすることで、ポキッと鳴らさなくても、

関節適合がいいまま、

インナーアウター筋の作用を生かしたまま、

スプリットができます。


ご参考までに;)


お試しください。




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