解剖学とボディマッピングの関係性

施術をする側に立つとはっきりと違いが分かります。

解剖学はあくまでも基礎知識です。

死体を解剖して、オペの役に立てる学問ですので、

生きている人間の筋骨格系・動作系を扱い、

その修正をする治療者にとっては、

本当に「知識の断片」です。



ボディマッピングは基本的には、

目的をもって作られていることが多いです。

実際に私が読んだり、先日みたDVDもですが、

何か結論が先にありきで、

解剖学にそのよりどころを求めるという関係です。

「カラダはこう使うといいよ」、

「だって解剖学はこう言っているから」。

こういう算段です。

都合のいい事実を集めているという側面が残念ながらあります。

実際にDVDでもそれ以外の本でも、

科学的根拠が示しきれないことで、

経験論や今のところ正解とされている論理を

その根拠として利用することがあります。

なかには、諸説あるものの中から一つを選び、

それしかないように紹介することもあります。

これは「フェア」ではない。



ただ、運動学やスポーツリハビリをやっていると、

この二つの思考の形成はベストリゾルト(結果)を

もたらさないことを経験的に知っているので、

あくまでもフェアに、

ジェンガという積み木ゲームをするように

自分の実力のほどに合わせて、

安全にできることを推論して、理論を組みたてて、

ある種の「勝負」をしていきます。


解剖学もボディマッピングも学ぶ上でも、

この「勝負」に勝つことが大事ですので、

知識の「より集め」ではいけません。

これはどちらでも同じことです。