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パブロ・ピカソの2つの言葉
子どもは誰でも芸術家だ。
問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかである。
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プロフェッショナルのようにルールを学ぶことで
初めてルールを壊すことができる。
そう、アーティストのようにね。
「のびのびと」「自然発生的に」
子どもたちは赤ちゃんのように自己主張することもあれば、
成長とともに
親や先生の気持ちを先回りすることもあります。
うまく噛み合うタイミングで声をかけ、
注意を引いて、一緒に気づきを積み重ねます。
01
エモーションと
モチベーションが
何より大事
02
見るもの・聞くもの
すべてが「学び」
いいお手本が大事
03
褒められないと
続かないのなら
「不向き」
04
時間と愛情と
友達と先生に恵まれれば、ほぼほぼ、幸せ
守破離(しゅ・は・り)
伝統文化を引き継ぐ時に大成するために通る道だと言われています。
ルールや作法を知りお作法を尊重し「守る」こと、
お作法だけでは伝えられないことに気が付き、ルールを「破る」こと、
破ることを発展させ自分の形を築いていき、「離れて」行きます。
子供時代や初期はルールを知り、守ることに重きを置かれがちですが、
あまりに固執して押し付けてしまうと
のちのち自分で考え発展させるクリエイティビティ(創造性)が育ちません。
そんなことをイギリスの有名な教育化のスピーチです。
学校教育は創造性を
殺してしまっている
ケン・ロビンソンは、人間の創造性を(弱めてしまうのではなく)育てていくための教育システムを構築の必要性を説いています。
このスピーチはとても有名です。
Professionalになるために
幼少期から育みたい力
留学を目指すのなら
「秀才」「真面目」「努力家」は褒め言葉ですが、
プロを目指す場合には、
「好奇心の強さ」「見る・聞く・試行錯誤力」「頭の良さ」が必須です。
留学の先に「プロで通用する」ことを視野にいれる場合には、
海外で活躍している色んなダンサー・音楽家を知り、
彼らに共通する要素を子供のうちから意識的に育んでおきましょう。
身近にあるなにげないことが大切になります。
プロを目指した
子どもたちと10~15年後
(ドキュメンタリー映画より)
2010年頃のYAGP(バレエの国際的コンクール)でプロを目指した6人の10代の子どもたちと、その家族・先生やレッスンが描かれます。
また、YAGP25周年記念動画も魅力的です。歴代の入賞者と現在プロになっている人が特集されます。現在プロになっている子供時代には同じ要素が見て取れます。
公開から約15年ほど経過し6人のプロ希望者だった子どもたちは「アラサー」になり、
世界屈指のバレエ団のプリンシパルになったり、
バレエとは違う世界で生活していたり様々です。
この映画を通じ一躍有名になったミコフォガティはモスクワ国際コンクールで金賞を取るほどに成長しバーミンガムバレエに所属しましたが、ハードタイムを経験しバレエダンサーとしてのキャリアを選んでいません。TEDに参加し振り返っている動画もあります。よかったら探してみてください。
ご両親に協力・配慮してほしいこと
留学やコンクールを目指すためにはたくさんの練習が必要になります。
テクニックや体力を作り出すために身体や脳の底力を養うことが必須です。
脳と身体が大きく発展していく子供の「特権」を最大限に生かすために
多様な刺激、家族、同じ夢を持つ友人、休息、栄養などを大切にしてください。
赤ちゃん時代の四這い(ハイハイ)が体幹を鍛えると言われていますが、赤ちゃんだけでなく、子供でも一緒です。床でお座りの状態で遊ぶのもとてもいいです。
外で遊ぶのは活動量が多いだけでなく、いろんなおもちゃにあふれているからです。遊具や噴水、木登り、なんでも利用して遊んでください。
プロのダンサーさんたちは子供時代「いつでも遊んで、ふざけて踊っていた」と言います。ダンスが自分の遊びと結びつくように導いてください。
若くして留学すれば家族との時間は減ります。若いうちから離れても自分は家族とつながっていると思えるように、いっぱいの時間を過ごしてください。
バレエは細身でないといけないとあるレベルに来る言われますが、子供時代は体質や子供の味覚・好き嫌いをある程度尊重し、食事を「嗜む」ように導いてください。
最近の子供はとても忙しいのですが、脳と身体を十分に休ませることで、学びや心身の成長が安定します。頑張らせすぎないように配慮してください。
クラシック以外に日常からオノマトペや鼻歌、いろんな音楽要素のものとふれあいましょう。流行りの歌のを歌うのもいいことです。
留学をすると世界中から選ばれたエリート候補生に会えます。違いを理解したり、それをもとに想像力を働かせることはプロになっていく上で必須でしょう。
小さいころから苦楽を共にしてきている友人は貴重な宝です。現在20代の世界で活躍プロダンサーたちはとても仲良く、お互いにサポーティブです。
子供時代の下地・発達
「小児は大人のミニチュアではない」
医療界のどの科においても、小児は特別な配慮があります。
バレエの勉強を2010年に始め、
カナダで会ったプリンシパルたちも引退し、
日本であった子どもたちは10歳が20歳に、
20歳が30歳になりました。
10歳から20歳になる10年間に
身体は大きくサイズがかわり、
精神的にも自立へ向けて動き出します。
20歳から30歳になる10年間に
単純な身体能力のピークを通り過ぎます。
天才的、大容量の頭脳の持ち主たちが、
環境や出会いやライフイベントを経て
変わっていく身体を上手に磨いていきます。
身体アートの世界では
良くも悪くも身体特徴や「人柄」が付きまといます。
また、レパートリーは音楽もバレエも
クラシックに加えコンテンポラリーまで広がり
多様性や変化への適応性が成長の鍵です。
昭和や平成の教育課程で見られた
一般化された機械的な指導は
子供のクリエイティビティや柔軟さ、
心身の健康を害するリスクをはらみます。
とかく短期的に「テクニック」を磨くことは、
熱心でまじめな彼らに「テクニック」さえあればいいと
誤解させることがしばしば見かけます。
既成概念に縛られない
子供一人ひとりの成長過程と特徴にあわせ、
「折に触れて」
自由な学びを楽しむことをお勧めしています。