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ブログのはじめに添えて

子供時代に限らず機械のように?マシンのように?正確に動けることを誇る人がいます。残念なことですが、本当に才能ある子に対してこの印象はありません。正確さ、勤勉さを売りにするようではプロとしては通用しないのです。華がない、垢抜けた、輝くものを留学先の教授・校長先生や芸術監督、お客様は見に来ます。


AIもどんどん進んでいきいます。正確に同じことをすることを複数人で行うユニゾンには意味や価値がありますが、同じことをどうしてやるのかわかってほしいです。その価値をパフォーマンスで調和・ハーモニー・共鳴として見聞きしたいのです。きっとその時のパフォーマーの巧緻性にも驚嘆しますが、それぞれ違うはずの彼らが共鳴している姿に感動します。


素人の子どもの、何気ない絵や歌に心を打たれたりします。天使にラブソングをという映画や、マイケル・ジャクソンの「This is it」のドキュメンタリー映画を見ると、歌って踊っている彼らが、とても気持ちよく見えます。表現の内容が「喜び」だけである必要はないのですが、子供や愛好家が挑戦するなら、まずこの感覚からでいいと思います。


楽しければいい、喜べばいいのか?そういう意図ではありません。技術?基礎?テクニックを私はとても大切に思います。文化としてのお作法であるからです。ターンアウトでも、ターンインでも、それぞれに理由があり、やっています。やっていればいいのではなく、理由を理解してやってほしいのです。楽々と留学しプロになっていく人はそういうことが自然とできます。また、その理解力、アプリシエーションが磨いていくことで、おとなになっても学びの華がつく、素敵な木に成長していきます。


バレエや音楽、クラシックからコンテンポラリー、もっとカジュアルに楽しめるものまで、裾野は広いです。ただ、裾野が広い割に、スポーツと違って仲が悪い印象がアート愛好家には見て取れます。リハビリの話でも思いますが、評価基準や教授法が磨かれ続けていないと感じています。もっとボトムアップ、温かい心がウォーミングアップしていくといいなと思っています。


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